家具の搬入・設置

アンティーク家具

アンティークに限らず、家具をお部屋に設置する時に、注意して頂きたいことがあります。それは、床の傾きです。

家具をお届けした後に、ガタツキや扉の開け閉めの不具合についてご連絡を頂くことがあるのですが、そのほとんどが、家具に問題がない場合が多いんです。

新しくお部屋に家具を設置する場合、以下の点に注意してください。

実は、新築したばかりのお家でも、床は水平ではありません。

床
どんなに新築したばかりでも、床のレベルは簿妙に違っています。

到着した家具をお部屋に置いてみて、ガタガタしたり、キャビネットの左右の扉が真っ直ぐになっていなかったり、扉の開け閉めがスムーズに出来ないなど、気になった場合、家具に問題があることもありますが、実は、お家の床に原因がある場合がほとんどなんです。

「そうは言っても、新築(リフォーム)したばかりの家だから、床が傾いているはずがない!」と思われる方も多いはず。
ですが、実はどんなに新築したばかりのお家でも、床が全てまっすぐに水平というお家はないんです。

もちろん、欠陥住宅というわけではなく、どんなお家でも、ほんのちょっと、床のレベルには微妙な差が必ずあります。
ただ、その微妙な差がある床の上に家具を置くと、どうしても大きくガタガタとガタついているように見えてしまため、家具自体がガタツクように思えてしまいます。

ガタツキは以下の方法で見分けることが出来ます。

ガタツキを見分ける方法は、違う場所で置いてみることです。

扉のズレ
これくらいの扉のズレは、床のレベルによるもの。
あっという間にピッタリになります。

ほとんどの家具が、ガタついてはいないのですが、そうは言っても「わが家の床が悪いはずがない!」と納得出来ない方も多いと思います。
そんな時、見分ける方法は、家具を違う場所に置いてみることです。

本当に家具自体が曲がったり安定していないのであれば、違う場所に置いてみた場合でも、同じ場所が同じようにガタつきます。大きな家具の場合は、見分けにくい場合もありますが、アンティークのイスや、小さな家具の場合、違う場所に持って行って置くだけで、ガタツキが止まる場合がほとんどです。

私達がお送りしているアンティーク家具は、予め、水平板の上に乗せて、水平を必ず確認し、ガタツキのチェックを行ったもののみをお送りしています。
特にアンティークの場合は、なんとなくガタツキがある気がしますが、メンテナンスの際、ちゃんと水平をとってありますので、ご安心下さい。


ガタツキが気になる時は、まず、以下のことを試してください。

大きな家具のガタツキが気になる場合や、扉面が左右でズレている場合の直し方
①まず、ベニヤ板か、ダンボールをご準備下さい。
 (なければ、仮に新聞紙を何重にしたものでもOK)
    ↓
②家具の壁側じゃない方(手前部分)の、左右どちらか一方の足に、準備したベニヤかダンボールを挟みます。
    ↓
③少しガタツキが収まったら、がたつかなくなるまで、ベニヤかダンボールの厚みを増やして下さい。

ガタツキ

たったこれだけのことなのですが、それだけで、ガタツキは止まります。
また、左右の扉の面がズレているものでも、これだけのことで真っ直ぐ水平になりますので、試してみてください。