新築やリフォームにはもちろん、出産など家族の記念に残るお祝いにおススメが、アンティークになる椅子、ロイドルームチェアです。

ロイドルームチェア

ご新築の方はもちろん、出産を控えた方など「何か記念に残るものが欲しい・・・」と思っている方にた時、一番おススメしたいのが、ロイドルームチェアです。

なぜ椅子なのか?!もちろん、新築や、新しく迎える家族のために使う椅子として準備するのはもちろんですが、実は、まるで日本の桐タンスのような感覚で使えるのが、ロイドルームの特徴です。

このイギリス生まれのロイドルームチェアがどうして日本の桐たんすと同じなのか?!(笑)なぜ、こんな風にロイドルームがおススメなのかを、ここでお話したいと思います

まず、ロイドルームチェアが長く使える理由についてお話します。

1917年、今から100年前にロイドルームチェアは誕生しました。
ロイドルームの誕生

ロイドルームは、パッと見た感じが籐(ラタン)のイスに思われがちなのですが、実は、紙で出来ているイスなんです。
ロイドルームの始まりは、1917年にマーシャル・バーンズ・ロイドという一人のアメリカ人が、防水・防錆加工をして、折れたり日々が入らないように工夫したスチールのワイヤーに、頑丈によった紙を巻きつけて織った家具を作りました。それが、ロイドルームです。

籐と違って、いろんなデザインで作れること、また、湿気にも強く反りなどの変形もないこと、ささくれやきしみがないことなど、当時、とても画期的な家具として考案されました。

ただ、発売された当時、英国ではヴィクトリアン様式のインテリアが主流だったので、伝統と品格を重んじる英国で、このワイヤーに紙を巻きつけた家具が受け入れられるかどうかという所は大問題だったようです。

ロイドルームの誕生2

なので、デザインを英国ヴィクトリア様式でエレガントで美しくしあげたことによって、ロイドルームは英国のみならず、世界中に知られるようになりました。

もともとはガーデン用として使われるのが主流でしたが、しなやかな掛け心地で、雨に強い特徴から、ウィンブルドンのロイヤルシートや、豪華客船の甲板デッキのイスとして、また飛行船など、家庭で使う以外にも幅広く使われるようになりました。

100年経っても、実用品として使える頑丈な家具が、ロイドルームなんです。
ロイドルームの誕生3

そんなロイドルームは、アンティークとして使える頑丈さが人気です。100年経ってもまだ実用的に使用できるとして、アンティークのものもたくさん見つかり、とても人気です。

今では作られていない形のものなど、1930年代には、400種類以上の商品が作られたので、いろんな形や、めずらしいものなどが見つかることも多いです。

長く使える椅子だから、使っているうちにアンティークになっちゃうのが、ロイドルームチェアなんです。

ロイドルーム
わが家のロイドは本棚の部屋に。ここに座ってゆったり本を読んで時間を過ごすのが至福の時です。

ロイドルームが誕生してから2017年で100年。一番最初に作られたロイドルームが今も使われているかどうかはわかりませんが、わが家にあるものは、1939年に3月に作られたもの。

実際に毎日使って座っていますが、80年近く経った今も、とても心地よく座ることが出来ます。なので、今、新しく作られたロイドルームを購入しても、最低でも75年は使えることが証明されています。

これって、すごいことですよね!80年近く使っても心地よく座れる椅子、ロイドルームチェア。そんなに使えるなんて、自分で買った椅子を自分で使ってアンティークに仕上げていく・・・そんな椅子がロイドルームなんです。

なので、いろんな記念日の贈り物や、思い出に残すのにピッタリなんです。ぜひ、いろんな思い出に残る贈り物として、ずっと側に置いて欲しいな・・・と思っています。


ロイドルーム

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