家づくり後半

家作り

平面図が決まったら、いよいよ地鎮祭。本来、前半戦で平面図を描き上げるまでに、しっかり決めることを決めておけば、ここから先は、ほんのちょっと修正をして出来上がるのを待つばかりのはずです。

大きくやらなくてはいけないことは、現場での微調整だけ。工程を確認しながら、どうやって家が建っていくのかを見ていきましょう。


家作りの後半戦。地鎮祭からは細かい調整や確認をしましょう。

お家作りの前半戦として、平面図を描くまでのお話をしましたが、後半戦は、地鎮祭からです。地鎮祭からお家作りが始まると思う方も多いようですが、実は、地鎮祭からは調整や確認をするだけです。
前半戦、しっかり決めてあれば、あとは出来上がるのを待つばかりという状態で迎えられるようにしましょう。

【お家づくりの順序】平面図が完成してから
 地鎮祭
  ├基礎工事開始
  ├屋根決定
  ├電気配線決定
  ├床材決定
  ├ステンドグラス、ドア決定
 上棟、建前
  ├ドア、ステンドグラス搬入
  ├床材、テラコッタ搬入
  ├壁材搬入
  ├ペイント材搬入
  │└出来ることは自分でやってみよう!DIYのススメ
  ├キッチン施工
  ├電気機器装着(シャンデリア、ブラケット、外灯)
  ├家具搬入
 完成 引渡し

③いよいよ地鎮祭。地方によってやり方は、いろいろです。

地鎮祭

平面図が出来れば、いよいよ地鎮祭です。
準備物や作法などについては、地方によっても、神式、仏式によっても違ってきますので、わからないことがあれば、施工業者さんに確認するようにしましょう。

最近、地鎮祭をするべきかどうかの質問を受けることがあります。いろいろ簡素化されているので、正直、必要がないと思えばやらなくてもいいと思いますが、もし、現場で何かがあった場合、「地鎮祭をしなかったから」と思うことになるので、私は出来ればやった方がいいと思っています。

地鎮祭を行うことによって、近所の方に「これからここに家を建てます」という挨拶代わりにもなりますので、出来れば行うことをおススメします。

④基礎工事がはじまります。

基礎工事

お家の基礎工事が始まります。
コンクリートで間取りが出来上がると、いよいよだな・・・という気がしてきます。このときによく言われるのが「こんなに狭くて大丈夫?」と言うこと。周りに比較対照できるものがないと、本当も狭く見えるんですよね(笑)でも、出来上がってみると、十分広いので大丈夫です!ご安心ください。

また、コンクリートを流し込んで、固まるまでに間に、時間が必要です。この間、雨が降ると「固まりが悪くなるんじゃないか」と言われる方がいらっしゃいますが、雨が降って、水がつくことでさらに硬くなりますので、ご安心下さい。

基礎工事から上棟までの間に、具体的に決めなければいけないことを決めてしまいましょう。

ここから、上棟までに間に、具体的に決めてしまわなければいけないことがたくさんあります。いろいろ決めてしまいましょう。

A.屋根と外壁の決定

屋根と外壁

上棟の日、遅くても次の日には、屋根瓦は全部張られてしまいます。
それまでに、瓦を準備しておかなければ間に合いません。最近は、色などもいろいろ選べる瓦が多くなってきているので、出来るだけ早く決めて、注文するようにしましょう。

瓦の色と外壁の色を、合わせて一緒に決めたほうが決めやすいです。決めるときには、屋外で色を見るのがポイントです。
室内で見る色と、実際に外に出て、日光で見る色とは見え方が違うので、瓦のサンプルと外壁のサンプルを屋外に持って行って、必ず決めるようにしましょう。

B.電気配線の決定

電気配線

本当に具体的なことは、建前が終わってからの打合せで決まりますが、大まかな配線に関しては、この時点で決定してしまいます。

スイッチの場所、コンセントの場所など細かいことから、ペンダントライトの位置、壁付けブラケットの位置など大体を決めましょう。本当の細かい場所、位置について、具体的には、壁が貼られる前の作業になります。それまでにどの壁の、どの部分に付けるかくらいは決めておきましょう。

また、コンセントに関しては、出来るだけ多めにつけることをおススメしています。これも、例えばテレビの位置が決まっていれば、すぐに大体の場所が決まります。また、照明機器についても、家具の大きさや位置が具体的に決まっていれば決めやすいし、ちょうどいい位置に取り付けることが出来ます。

この時点にくるまでに、ぜひ、全てのことが決まっている状態でいるよう、早め早めに準備しましょう。

C.床材、ステンドグラスの決定

床材

意外なのですが、玄関ドアは瓦の次に必要なものです。
出来るだけ早く準備する必要があるので、もし、持込みで玄関ドアを入れる場合は、早めに準備しましょう。
アンティークのドアを玄関ドアにする場合であれば、直接、建築現場に送ることが出来ます。玄関ドアがないと、作業する大工さんも鍵が掛けれずに困ってしまうことになります。

また、ステンドグラスや床材も具体的に決めて、発注しましょう。上棟が終わると、壁そして、床の順に作業が進みます。

実は、壁が出来上がる前に、ステンドグラスが必要になります。なので、ステンドグラスは、玄関ドアと同じくらい早く準備が必要なものになります。出来るだけ早く準備しておくようにしましょう。

また、その次に、床材が必要になるので、出来るだけ早い段階で、必要な量を確保するようにしましょう。

⑤上棟・建前の日は、1日でお家の形が出来上がります。
家族みんなの思い出に残る日にしましょう。

上棟・建前

上棟は建前とも言いますが、この日一日でお家の形が出来上がってしまいます。
施工業者さんの付き合いのある大工さんが10名ほど集まって、みんなで作業をする日です。

見ているとパズルのように組みあがっていくので、家族みんなで楽しみながら、一日見てみましょう。きっと想い出の残る日になると思います。

⑥持ち込みの商品を、現場に準備しておきましょう。

アンティークのドアやステンドグラスの搬入をします。
アンティークのドアやステンドグラス

現場が始まると、どんどん作業が進んでいきます。工程表をもとに、自分達で持ち込む予定の準備物を、現場に準備するようにしましょう。

玄関ドアやステンドグラスは、一番最初に必要になります。なんとなく、遅くてもいいかなという気がして、遅くなりがちですが、現場が始まったら、真っ先に必要になるので、早く準備して現場に置いておくようにしましょう。

室内ドアは、一番最後に取り付けるので、必要がないように思われますが、アンティークのドアを室内に付けられる場合は、額縁を作らなくてはいけないため、壁を貼る前に、実際の寸法が必要になります。
実物があると間違いがないので、早い段階で準備して、現場に置いておきましょう。

床材や壁材、テラコッタタイルを搬入します。
床材や壁材

床などは厚みによっても下地の貼り方が違います。
どんなに話をしていても、現場では思わないことが起こるもの。出来るだけ実物を早く準備して、現場の大工さんに確認してもらうようにしましょう。

自分で出来ることは、やってみましょう!
DIYで出来る事をここで取り入れましょう。

壁のペイント

自分達で出来ることは、自分達で行う、セルフビルトが流行っています。とは言え、やはりプロのように上手くは出来ないもの。
床貼りや、ドアの取り付け、照明などは、プロに任せて、壁のペイントやフック、棚受けの取り付けなど、自分達でできることをやってみましょう。

⑦キッチンの施工がはじまります。

キッチン

女性にとって、一番楽しみな場所がキッチンです。
キッチンの施工は、家作りの一番、最後の段階です。よほど大きなキッチンでない限り、大抵、施工は一日で終わります。
ここまでくれば、家作りも終盤。あと一息なので、がんばりましょう。

⑧電気機器の取り付けです。

電気機器の取り付け

全ての工程がほぼ完了して、電気機器の取り付けに入ります。これが一番最後になるので、この時には、器具を全部準備しておきましょう。

⑨完成です。引渡しになります。

いよいよ、お家が完成です。自分達のお家、満足できる出来栄えでしょうか??

⑩家具の搬入です。

家具の搬入

引渡し後に家具の搬入になります。予定通りの場所で、素敵な使い方が出来ますように!


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