和室

意外ですが、和室にもアンティーク家具はとてもよく似合います。
粋な感じで洒落た雰囲気のお部屋を作ってみましょう。

和室とアンティーク

私が、この仕事をやっていて、一番残念なことが「うちは和室だから、アンティーク家具はステキだと思っても似合わないのよ~」と言われることなんです。

だって、アンティークって、和室には絶対にピッタリ似合う家具!って思っているからなんです。でも、イメージだけだと、イギリスやフランスからのアンティーク家具が、和室の畳に似合うなんて、やっぱり思えないですよね・・・

でも、本当に似合うので、ここでは畳とアンティーク家具を使って、似合うことを証明しようと思います(笑)

英国スタイルのインテリアに似合うアンティーク家具は、大正ロマンの雰囲気たっぷり。とってもよく似合います。

大正ロマン

このスタイルは、間違いない!と思っているのが、オーク材やマホガニー材の家具と和室とのコラボです。畳の上にこげ茶色のチョコレート色の家具って、本当によく似合うんです。

もともと和室に置く家具って、色の濃いものが多いので、こんなオーク材のようなアンティーク家具を和室に置くだけで、ちょっと粋でおシャレな大正ロマンの雰囲気が作れます。

畳とあわせると「むしろ、和室で合わせたほうが似合うんじゃない?!」と思ってしまうくらい(笑)ガラスのキャビネットやツイストの脚のものが似合うので、ぜひ、試してみてください。

意外ですが、ナチュラルなスタイルのお部屋と畳の相性もバッチリで、人気があるんです。

アンティークパイン材の家具

畳のお部屋からは、一番遠いところにいるイメージのあるアンティークパイン材の家具(笑)
最初、私も和室にパインは全然似合わないイメージだったのですが、お客様から写真を頂く度に「なるほど~!」と驚いてしまいました。

これまた意外に相性がいいんです。特にアパートやマンションにお住まいの方で、パイン材の家具を畳のお部屋にお使いの方って多いんですよね。

ステンドグラスは、畳によく似合うので、和室で使うのはポイント。ステンドが中和剤?のような働きをしてくれて、パイン材と畳を相性良くしてくれます。

そして、今回のポイントはロッキングチェア!このロッキングチェアが入ったことで、なんともしっくりとコラボする空間が出来上がりました。

色を使った家具とのコラボ。新しい進化系、パリのアパトマンスタイルのインテリアはいかがでしょう。

パリのアパトマンスタイル

このスタイルは、畳からは一番遠い世界にいるような感じですが(笑)よく考えてみると、畳の色って基本が薄いグリーン色。この色って、どんな色とも喧嘩しないオールマイティー色なので、似合わない色ってないんです。

例えば、こんなに派手なピンクだって、奥に見える濃いブラックだって、さらには個性的なパープルにだって、すんなり溶け込んでしまう力が、畳のグリーンにはあります。

ただ、今回は壁の色がグリーンだったことで、なんだかトータルコーディネイト出来てしまった感もあるので、壁の色がもっと強烈な色だった場合は、ここまでの派手色コラボは似合わないかもしれません(笑)
今回の家具のセレクトは、ちょっと・・・いや、かなり上級派手色ですが、畳は合わせてくれます。

やっぱり、アンティークのオーク材の家具と畳のコラボはよく似合います。フレンチスタイルにもピッタリです。

フレンチ和室スタイル

猫脚の家具って、女性の憧れですよね。そんな憧れの家具をお部屋に置いて試してみたいけれど、畳しかないから・・・と諦めている方って、とっても多いんです。

そんな方にこそ、ぜひ使ってもらいたいスタイルがこれ。さっきご紹介した、濃い色の英国スタイルと同様、ちょっと粋な大正ロマンの雰囲気が漂う、素敵スタイルです。

ポイントはシャンデリア。畳のお部屋にシャンデリアもとてもよく似合います。以前、長崎の出島記念館に行ったときに、畳のお部屋にこんな風にシャンデリアがたくさん使われていて、なんともいい雰囲気だったことを思い出しました。

今回は、あえて、壁がお花柄のクロスのお部屋を選んでみたのですが、こんなクロスとのコラボも絶妙で、むしろ和室にしたいくらいです(笑)

北欧スタイルと畳も、お互いがスッキリとシンプルに似合います。

北欧スタイル

北欧スタイルは、もともと和室に合わせる人がいらっしゃるくらいなので、何も言わずに似合うのは間違いないんですが、作ってみると、あるポイントがあることに気が付きました。それは、壁に掛けた絵!この絵があるのとないのとで大違いなんです。

日本のインテリアには、あまり絵を掛ける習性がないのですが、やっぱり壁のインテリアを楽しむ上で、絵は重要だな・・・と、このスタイルを作ってみて、しみじみ感じました。

北欧スタイルはシンプルなので、そのままだとなんだか物足りない感じ。そこを一味スパイスを加えるのに、絵は必須アイテムです。定番のサヴィニャックはもちろん、自分で描いた絵やお子さんが描いたものでもOK。シンプルな額のものを合わせましょう。


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