図面

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一生に一度、建てれるかどうかのマイホームだから、間取りは絶対に失敗したくないですよね。そう思って間取りを考えても、それが正解なのかどうかわからなくなると思います。

そんな方に、まず、間取りを考える前に、しなくてはいけないことがあります。
それは「家具の配置を考えること」です。

なぜ間取りの前に、家具を決めるわけ?!と思いますよね。でも、絶対にここから考えた方が、いい間取りができあがるんです!!!なので、間取りを失敗したくない方は、ぜひ読んでみて下さい。


動線を考えて作った間取りの方が、失敗しません。

新築でもリフォームでも、間取りを考える時に私が一番大切にしているのが、動線です。
お家は毎日、家族が動く場所。後から「ここをこうしておいた方が動きやすかった・・・」と後悔しないためにも、まずは、動線と、その動線に合わせた寸法を考えることが大切です。

例えば、ダイニングのテーブルを置く場所を決めたら、テーブルの周りには、必ず人が通れるだけのスペースが必要です。また、イスを引いても狭くならないだけのスペースを考えることも出来ます。

同じように、引き出しを置く場所が決まったら、引き出しをひっぱり出すためのスペースもあけて考えなければいけないし、扉がある収納であれば、扉の大きさによって、必要なスペースも変わります。

先に、動線を考えておかないと、せっかく作った間取りなのに「イスを引くには狭すぎる」とか、「扉が当たってしまって、全開にすることが出来ない」ということも。
まずは、人が通る動線を考えて、生活できるようなスペースを考えながら、間取りを作っていきましょう。

動線を考えると、収納のスペースや家具の大きさが必要になります。

動線を考えていくと、どこに何を置くか、どんな収納が必要かを具体的に決めないと、ちゃんとした動線が決められないことが分かってくると思います。

だって、例えば、テーブルの位置がこの場所で、テーブルの周りを人が通るのにこれくらいのスペースが必要だから・・・と、図面上で考えていても、実際に、その場所に置くテーブルが決まっていなかったら、その寸法は違うものになってしまうからなんです。

具体的に言うと、ご結婚の時に購入されたダイニングテーブルを、そのまま新居で使われる方だったら、図面にそのテーブルのサイズを描き入れてしまいましょう。

その図面を見ながら、必要なスペースを考えて図面を作っていくと、出来上がったときには、自分が考えていたものと同じようにピッタリのサイズのお家が出来上がるので、おススメです。もともと使っている家具を使う場合は、テーブルのサイズを工務店さんに伝えておくといい図面が出来上がります。
逆に、図面に仮に描いてあるテーブルのサイズで想定してしまうと、テーブルを新たに購入する場合であれば、その図面どおりのサイズのものを探すか、それよりも小さなサイズのものを見つけなければいけません。

今までいろんな方の図面を見てきましたが、大体、図面上に描かれている家具のサイズは、アパートマンションサイズのものが多くて、コンパクトなサイズのものがほとんどです。

なので、実際に図面が出来上がって、さぁ、家具を選ぼうと思った時に、5人家族なのに、新婚さん用のテーブルの大きさしかなかったということは、多々あります。

やはり、家具は、お部屋に合わせて買うのではなく、生活スタイルに合わせて買うもの。なので、まずは、自分の欲しいサイズをきちんと考えて、出来れば図面を描く段階で、一緒にその部屋に置く家具を、ある程度決めてしまって図面に入れてしまって、一緒に間取りを考えた方が、絶対に失敗しない図面が出来上がります。

逆転の発想で、家作りを成功させましょう。間取りから考えるのではなく、家具の配置から考える家作りです。

これは、家具屋だから言っているのではなく(笑)いろんなお家に携わってきた女性として、いつも提案していることです。

だって、お家の雰囲気を作るのって、やっぱり一番は中に入れるもの。家具は大きくて場所もとるので、動線やスペースを考えながら図面を作るのであれば、間取りを考える段階で絶対に必要なんです。

でも、お家を建てる施工業者さんは、やはり、間取りを先に考えてしまうのが当たり前で、そこに入る家具を当て込めばいいという考え方なので、あとから「ここをもう少し広くすればよかった」とか「ここに収納が入ればよかった」とか、後悔することがいろいろ出てきます。

せっかく建てる家だから、後悔しないように、家の間取りと中に入れる家具は、平行して考えるようにしましょう。それが失敗しない間取りの作り方です。

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