家づくり前半

家作り

新築やリフォームが決まったら、家作りの流れを先に知って、前もって早めに準備をしましょう。

気づくと、決めることが山ほどあって、せっかくの新築なのに、前もって決めていなかったことで出来なくなってしまうことや、もっとゆっくり考えたかったのに、考える間もなく急いで決めなきゃいけないことが出てきます。

そうならないためにも、まずは、家作りの順序を頭に入れて、失敗しない家作りをしましょう。


家作り前半戦。平面図が完成するまでが勝負です。

実は、素敵なインテリアのお家にしたかったら、前半戦が勝負なんです。
しかも、かなり早い段階でいろんなことを決めておいたほうが、自分達の思うようなイメージに近いお家が作れます。

前半戦の平面図が完成するまでにしておかなければいけないことをタイムテーブルとともに、細かく説明します。

【お家づくりの順序】
 土地を決める
  ├建てたい家のイメージを作ってみましょう
  │└5つのコーディネイトの中から自分の好みのスタイルを見つけましょう。
  ├図面を描いてみる。
  ├ドアを決める
  ├キッチンを決める
  ├家具を決める
  │├家具屋がご提案する失敗しない家作りのポイント
  │├テーブルの選び方
  │└ソファについて
  ├床(テラコッタタイルや床材)を決める
  ├照明を考え始めましょう(シャンデリア、壁付けブラケット、外灯
  ├ステンドグラスを選びましょう
 平面図完成

家づくりの工程

①まずは、土地を決める。

家作り

まずは、土地を決めましょう!
土地が決まらないと、当たり前ですが、図面が決まりません(笑)土地を決める時には、いろいろな条件があると思います。

場所、予算、広さ、日当たりなどなど。その中から、自分たちに一番合う条件の場所を決めましょう。

住宅ローンが決まる前に、自分好みのスタイルを見つけてイメージを作ってしまいましょう。

土地を決めながら、自分好みのインテリアのスタイルを決めましょう。図面が始まってから、どんなイメージにするかを決めていては遅くなってしまいます。
家を建てる!と決めたら、出来るだけ早めにインテリア雑誌やHPを参考にして、自分の好きなスタイルを決めておきましょう。
Handleでは、アンティークを使ったスタイルは5つになっています。どのスタイルが自分に似合うか、はっきり決めておきましょう。

フレンチマカロン
北欧シナモンロール
南仏ガレット
英国アフタヌーンティー
ナチュラルスコーン

②平面図を描いてみる。

決めた土地に合わせて、平面図を描いてもらいましょう。その際、気を付けなければいけないのは、平面図を決定してしまう前に、決めてしまわなくてはいけない項目があると言うことです。

家づくりは、めったに出来ないことなので、夢は膨らむのですが、意外に早い段階で決めておかないと、後から出来ないことも多々あります。
以下の希望がある方は、図面を決める段階で施工業者さんに伝えておきましょう。

平面図を決めるまでに決めておいた方がいいこと。

A.ドアは、かなり早い段階で決めましょう。

ドア

普通の大きさのドアであれば、直前でも変更可能ですが、アンティークのドアは、サイズもバラバラで、ドア枠がないものがほとんどなので、現場でドア枠を作らなくてはいけません。

なので、意外にかなり早めに必要になってきます。
もし、アンティークのドアを付ける希望があれば、出来るだけ早く、ドアを決めて、施工業者さんにドアのサイズを伝えるようにしましょう。

特に、玄関ドアは、施工が始まってかなり早い段階で必要になりますので、ご注意下さい。

B.キッチンは、形やサイズを早めに決めましょう。

キッチン

キッチンは、大抵、図面の段階では、システムキッチンのプロパーサイズが入っています。今、人気のカウンターキッチンのサイズで、幅が2m55cm、奥行きが65cm、カウンター部分が30cmが通常のサイズです。

奥様にこだわりがなく、このサイズでよければ、そのまま図面に反映させればいいのですが、やっぱりキッチンは女性の場所。自分仕様にこだわりたい方で、キッチンの形や幅、奥行きなど、自分サイズにしたい方は、図面が出来上がるより前にはキッチンを決めましょう。

特に、キッチンは配管の位置や電源の位置が大きく決まる場所なので、図面が確定した後の変更は難しいんです。
キッチンの施工は、お家が出来る直前なので、もっと遅くても間に合いそうなのですが、意外に図面が決まってからは、なかなか変更出来ないものです。もし、オーダーキッチンにされる予定のある方は、出来るだけ早くキッチンを決めて、承認図を先にもらうようにしましょう。

C.お家の中に入れる家具を決めてしまいましょう。

家具

これは、家具屋だからいう話でもあるのですが、絶対に家具を決めてしまってから、その家具に合わせてお家を作ったほうが、お家もイメージしやすく作りやすいし、素敵なお家も作れます!

図面が出来上がってきてから、図面に合わせて必要な家具を決めるのは、失敗することが多いのでお勧め出来ません。
もちろん、それまでに決められなければ、サイズだけでもいいので決めてしまうようにしましょう。

D.床(テラコッタタイルや床材)を決めて、予算に組み入れましょう。

床材

床材も、カタログで選ぶものであれば問題がありませんが、ちょっとこだわったものを取り入れたい方は、早めに決めるようにしましょう。床は、かなりの金額を占める部分なので、床の素材によって、金額も大きく変わります。

しかも、大抵、見積もりされている金額の床材は、こだわりたい方にとっては満足できないもの。ちょっとこだわるだけで、価格が大きくUPするので、先に床を決めて、予算に足しておかないと諦めなければいけなくなります。
出来るだけ早く決めて予算に組み入れるようにしましょう。

E.照明の器具や配置を考え始めましょう。

照明

照明の器具を取り付けるのは一番最後なので、遅くても十分間に合いそうなのですが、配線の位置は、早い段階で必要になります。

特に、壁付けブラケットやシャンデリアなどは、配線や下地が必要になるので、壁が作られる前には必ず決めておかなければ、後からつけることが出来なくなってしまいます。

せっかく、新築やリフォームをされるのであれば、シャンデリアをセンターテーブルの上に配置したり、テレビ台の横に壁付けのブラケットがくるようにしたり、キレイに照明を楽しみたいもの。
後からでは、配線もキレイに収まらない場合があるので、出来るだけ早い段階で決めて置くようにしましょう。

F.ステンドグラスを壁に入れたい方は、先に決めてしまいましょう。

照明

ステンドグラスを壁の中に入れたい場合、入る壁と入らない壁があります。筋交いがある壁だと、入れるステンドグラスのサイズと場所が決まってきます。

もし、どうしても入れたい壁に筋交いが入っている場合は、図面の段階であれば筋交いの位置を変更することが出来ます。
先にステンドグラスを決めてしまえば、好きな壁の好きな場所に入れることが出来ますので、早めに決めてしまいましょう。

ステンドグラスについて、詳しくはこちらからご覧いただけます。


以上が前半戦です。ここまで決めてしまってから、平面図を完成させることが、素敵な家づくりのポイントです。


実は、地鎮祭までにここまで決めてしまうことがポイントです。
地鎮祭からが前半戦の始まりと思う方もいらっしゃると思いますが、それでは、いろんなことが間に合わなくなってしまいます。

なので、早いと思われるかもしれませんが、平面図を完成するまでに、ここまで決めてしまってから、平面図を完成させるのが、素敵なインテリアのお部屋を作るポイントです。

なのに、ほとんどの方が平面図を先に完成させてしまって、その後、平面図に合わせてインテリアを作ろうとします。そのことが、満足出来ないお家を作ってしまう原因です。
でも、お家づくりと言うのは、一生に何度も出来ることではありません。
しっかりと前もって準備をして、取り組むようにしましょう。


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