ペンダントライトの選び方

照明

ペンダントライトは、同じように見えて、実は細かい部分で仕様が違っています。

選ぶポイントも、選び方も、種類もいろいろあるので、いざ選ぼうと思っても、どれが一番、自分にとって最適なのかわからなくなる方が多いのもペンダントライト。

悩んでしまって選べなくなった方は、この順序で選んでみて下さい。


まず、シェード(傘)の部分のデザインを選んでみましょう。

ペンダントライトの顔になるのは、やっぱりシェードの部分です。シェードの素材やデザインで大きく雰囲気が変わるので、まずはここから決めましょう。
シェードを選ぶポイントは、素材、色、大きさの3つです。

照明

素材には、ガラスやホウロウ、エナメル、ビーズや木、和紙や布など、いろんなものがあります。それぞれ特徴があるので、その中から自分が気になる素材のものを選びましょう。

色は、正直、個人の好みです。日本の方の場合は、無難で目立たない色を選ぶ方が多いのですが、最近では木目のものや派手な柄が入ったものなども見かけるようになりました。

新築などの場合、照明の色から、お部屋全体の色をイメージできたりもするので、自分の好きな色を選んでみるのもいいと思います。

照明

最後に、大きさ。ペンダントライトにも、様々な大きさのものがあります。

例えば、キッチンやダイニングの上をほんのり明るくする補助灯のようなものもあれば、子供部屋や和室などで1個のペンダントライトでお部屋全体を明るくするものもあります。

使う場所によっても大きさが変わるので、自分が使いたい場所に、どれくらいの大きさのものがいいかを考えながら選んでみましょう。


次に、コードの仕様を選びましょう。

コードには、実はいろいろ仕様があります。一般的なものは、1つの仕様だけで選ぶことが出来ないため、気付かず購入してしまうことがあるのですが、せっかくだったらお部屋に合わせて、自分だけのお気に入りの仕様でコードを選びましょう。
決め方は、以下の5つです。この順序で決めていきましょう。

1.日本球タイプかイギリス球タイプか電球を選びましょう。

2.コードの色を5色の中から、好きな色を選びましょう。

3.コードの周りにチェーンを付けるかどうかを決めましょう。

4.天井への取り付け部分にカバーを付けるかどうかを決めましょう。

5.真鍮の色を決めましょう。

①電球は、使いやすい日本球タイプ?それともこだわりのイギリス球タイプ?

日本で使う電球は、電球をソケットにはめ込む部分がネジ式になっていてクルクル回すものがほとんどだと思います。

これは、エジソン球(日本球)というタイプのもの。慣れてしまっているので、これが当たり前になってしまっていますが、実は、海外ではあまり見かけない電球です。

エジソン球
日本の電球は、ほとんどがクルクル回すこちらのタイプ。エジソン球です。
バイオネット球
こちらがイギリス仕様のバイオネット球。電球から2つのピンが出ています。

欧米で使われているのは、電球をソケットにはめ込む部分にピンが2つ付いていて、ギュッと押し込んで、ソケットの切り込みの部分にはめ込んで固定させるバイオネット球(イギリス球)というタイプのものです。

日本球
こちらが慣れ親しんだ日本球仕様。
イギリス球
イギリス球の方が、太くてカッコイイです。

正直、ほとんど違いはないのですが、口金の部分が日本球が17mmに対して、イギリス球は22mmと太く、かっこいいので、こだわる方はイギリス球タイプを選びましょう。
電球自体は、大きなホームセンターや東急ハンズなどで手に入れることが出来ます。

ただ、最近はLEDを求められる方も多いので、実用的に、簡単に取り付けたい方には、日本球がおススメです。最近は、シャンデリア球のデザインでもLEDが販売されています。


②コードの色を選びましょう。何色がいいですか?

ブラウン色
一番人気のコードは、高級感のあるブラウン色。

シェードと同じように、コードの色もインテリアの一部としてみた場合、とても重要になってきます。

コードの色は、ナチュラルなブラウン、可愛いミルクティーベージュ、カッコイイ黒、人気のホワイト、個性的な赤の5色からお選び頂けます。

コードの色にも個性が出るので、シェードに合わせたり、お部屋にあわせたり、自分の好きな色を選んでみましょう。

可愛いミルクティーベージュは、ナチュラルなお部屋にピッタリです。とても優しい雰囲気になります。ブラックは、ホウロウなどインダストリアル系の照明に合わせることをおススメします。クールでカッコイイ空間になります。

白は2番人気。どんなものにも、どんなお部屋にも似合います。個性的な赤は、実は、個人的にはイチオシ!(笑)あわせるシェードにもよるのですが、アクセントカラーになって、とても素敵なペンダントライトが出来上がります。

悩んだ方には、一番合わせやすく人気なのは、ナチュラルなブラウンです。少し光沢があり、高級感があるので、間違いありません。

ベージュ色コード
可愛いベージュ色
ブラック色コード
クールなブラック
ホワイト色コード
あわせやすい白
レッド色コード
個性的な赤


③コードの周りにチェーンを付けて、さらにワンランクUPを目指しましょう。

チェーン

高級感を出したい方におススメなのが、コードの周りにチェーンを取り付けること。チェーンを付けると、存在感がUPして、さらに素敵なペンダントライトになります。

また、チェーンが付いていて便利なのが、多少の長さであれば、チェーンを引っ掛ける部分で長さを調整できることです。

どうしても、微妙な長さに悩んでしまって決められない方や、ダイニングの上の照明として使って、長さを時々変えたい方には、チェーン付きがおススメです。

もちろん、真鍮製なので、時が経つにつれて、アンティークの色に変化して、どんどん風合いもよくなっていきます。


④天井への取り付け部分も素敵に見せてくれる真鍮のカバーは、いかがですか?

真鍮のカバー

ペンダントライトのコードを天井に取り付ける際、2つのタイプがあります。

引っ掛けシーリングタイプと、直結タイプです。

直結タイプの場合は、直接コードと連結させるため、天井との結合部分には、必ずカバーが必要です。
引っ掛けシーリングタイプは、プラスチック製です。せっかくなので、取り付け部分を素敵に見せたい方には、ソケットの部分とお揃いの真鍮のカバーを取り付けて、プラスチックを隠すことが出来ます。

せっかくのご新築やリフォームで、こだわりたい方には、おススメです。


⑤真鍮は、使っているうちに、だんだんとアンティークの色に変化していきますが、待てない方には、アンティーク色に変化させることが出来ます。

アンティーク色

真鍮は、最初はキラキラ光るゴールドですが、使っていくうちに酸化して、アンティークのような茶褐色に変化していきます。

どれくらいの期間で色が変化するかは、お家の状況によっても変わるので、なんとも言えませんが、時間を掛けて必ず変化します。

お家で使う時には、その変化も楽しんで頂きたい部分なのですが、店舗などでお使いの方で、変化するまで待てない方には、先に、真鍮を腐食液につけて酸化させ、色をアンティーク色に変化させてからお届けすることが出来ます。ご希望の方は、ご連絡下さい。

全て手作業で行うため、その都度、色が微妙に違ってきます。全く同じようにはならないので、もし、同じ場所に付ける照明の場合は、一緒に作業できるよう、まとめてご注文下さい。


最後に、長さを決めましょう。

ペンダントライト

せっかくだったら、ちょうどいい高さにペンダントライトがくるよう長さになるよう、シェードの大きさを考えながらとコードの長さを加工しましょう。

ペンダントライトの長さは、天井からのプラグの高さと、コードの長さ、それにシェードの大きさによって、それぞれ変わります。

また、シェードを取り付けているギャラリーの位置によっても、若干、長さが変化するので、全てを考えて、自分に一番高さにペンダントライトが来るよう、コードの長さを決めましょう。

ペンダントライトのピッタリの高さについて、詳しくはこちらから→


照明器具の選び方に戻る