色選び

シャンデリア

新築される方から、時々、色選びを相談されるのですが、その中で、こんな方がいらっしゃいます。

「床は明るめの茶色、クロスはベージュに近い白、天井は白。全体的に白を基調にしたフレンチインテリアのお部屋にしたいのですが、シャンデリアは、白いものとこげ茶色のものと、どちらが似合いますか?」

私の答えは、ハッキリ決まっているのですが、みなさんの答えはどうでしょう??

白色だけではお部屋はオシャレになりません。白だけに頼らず、白だけのお部屋から卒業しましょう!

色見本
微妙な違いで白いクロスがいっぱい。
ここから選ぶのはムズカシイ。

答えは、絶対に「こげ茶色」です。
もし、こげ茶ではなく、赤で相談がくれば赤。青で相談だったら青です(笑)

日本のインテリアって「白と茶色を選んでおけば間違いない」っていうことが鉄則になっている気がします。壁のクロスの見本帳を見てみても、日本の見本帳は、70%くらいが白!微妙な違いの白が山ほど載っていて、それが当たり前になってしまっているので、なんとなく「壁は白くしなくちゃ!」みたいな感じがするのは当たり前になってしまっているんですよね。私もそうでした!

なので、日本ではみんな新築するときは「白い壁」を選ぶのが当たり前なのですが、その白い壁のお部屋に家具や小物、照明まで白で合わせるのは、NGです。絶対に、オシャレにはならないので、インテリアに関しては、白ではなく色を選びましょう。

海外では、色や柄のものがほとんど。日本のように真っ白なクロスはちょこっとだけなんです。

実は、海外のものだと派手な色や柄のものがほとんどで、日本のように真っ白なクロスって、実はちょこっとだけなんです。
(ちなみに、日本で当たり前に主流のビニールクロスが使われているのは、日本だけです。海外では、欧米に限らず、自然素材のクロスばかり。ビニールはほとんどありません。)
なんとなく、白にしなくてはいけないと思ってしまう壁ですが、もし、機会があれば、白色だけの壁から卒業して、ぜひ色や柄にもチャレンジしてみて下さい。驚くほど素敵になります。

お部屋のインテリアもお洋服と一緒です!同じように考えてみましょう。

シャンデリア
白一色ではなく、白には色を合わせましょう。

例えば、お洋服で考えるとよく分かります。
全身、シャツもパンツも白、靴も帽子もアクセサリーも全部白いものを身に付ければ、確かに失敗はありません。
でも、それが素敵かどうかって聞かれたら、どうでしょうか??

私はお部屋のコーディネイトは、お洋服と同じだと思っています。
白いシャツを着るんだったら、メリハリをつけるために、Gパンや色のキレイなスカートを履いて、その色に合わせて靴や帽子、アクセサリーを選んで身につける・・・私はその方が、全身真っ白よりオシャレだと思っています。

もちろん、全身真っ白なコーディネイトは間違いではありません!なので、好きだったら全身真っ白が正解です。ただ、お部屋の場合、全部が真っ白のお部屋は、まるでオフィスか病院のような雰囲気になってしまって、落ち着かなくなります。

なので、お部屋の壁が白い場合は、小物などは色が付いているものを選ぶようにしましょう。


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