カンタンなキズの直し方

アンティーク家具専用ワックス
アンティーク家具専用ワックス。色は2種類です。

アンティーク家具の特徴の一つに、お家で簡単にお手入れすることが出来るということがあります。家具なので、使っているうちにどうしてもキズは付きますが、ワックスを使えば、簡単にキレイに直ります。

その後の仕上げや、簡単なキズの場合はアンティーク家具用のワックスをお使い下さい。Handleでも販売していますので、ご希望の方はご購入下さい。


それでは、実際に、アンティークの家具に、ワックスを塗ってみましょう!

アンティーク家具専用ワックス
最初、塗った時は色が濃いかな?と思いますが、大丈夫です。

キズのついた部分にアンティーク用のワックスを塗りこんでいきます。その際、いらない布などを使ってもいいのですが、プロは違います(笑)

ここでのポイントは、「スチールウール」
ワックスを目の細かいスチールウールを使って塗りこむことで、とてもキレイに仕上がります!ホームセンターなどで販売されている細かい目のスチールウール(#0000)にアンティーク用のワックスを付けて、木目に沿って軽くなじませます。

スチールウールを使うことで、ワックスがキズの中まで入り込み、より目立ちにくく、キレイに仕上がるので、ぜひプロの技を試してみて下さい。ワックスを塗りこむことで艶も出てきますので、普段のお手入れにもお使い下さい。

布で拭きあげ
キレイな布で拭きあげれば、もうピッカピカです☆

ワックスを塗りこんだ後、余分なワックスをキレイな布などで乾拭きして出来上がりです!拭けば拭くほどアンティーク独特の艶が出てきます。

アンティークの家具は、今の塗装と違って、天然の塗料を使っているため、比べてみるとキズや汚れは付きやすいです。でも、その分、お直しも簡単にお家で出来るのも特徴です。

確かに、キズや汚れは付くけれども、私たちはやっぱり、昔ながらの手触りのする本物の木の家具で、子供にも害のない安心できるワックスを使いながら、キズや汚れがついても手を加えていくことで、どんどん風合いに変わっていく・・・そんな大切にされながら使い続けられるアンティークの家具をたくさんの方に使って頂きたいな・・・と思っています。

布で拭きあげ
もともとのキズがどこだったのか分からないくらいキレイになっています。

さぁ!完成です☆
どこにキズがあったか、分からないので、何度か直しているうちに、だんだんクセになってきてしまいます(笑)

こんな風に、アンティークの家具は、何度でもお直しが出来るので、そんなに神経質にならずにドンドンお使い下さい。アンティークといえども、家具は家具。使わなければ意味がありません。なので、ドンドン使って、気になったらワックスを使ってお直ししてもらえたらと思っています。

実は、いつも買い付けに行くイギリス人が、買ったばかりのアンティークのテーブルの上に、わざと熱いものを直接置いたりしているのを見て驚きました。「なぜ?」と理由を聞くと、「表情がなさ過ぎて、カッコ悪いから」との答え。

お国柄かもしれませんが(笑)やはり使って初めて家具の意味を成すので、最初買った時は特に汚れが気になるかもしれませんが、ドンドン使って、自分の家族になった家具の表情を付けてあげて頂けたら・・・と思います。


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